普段よくつるんでる僕とK氏は車の運転について話すことも多い。
その時に聞いた話によると、K氏の家族はアグレッシブな運転をするらしい。
そして遺伝によりK氏もその血をしっかりと受けついでいるらしい。
そのためかK氏はアグレッシブな運転をたまにする。
よく助手席に乗っているM氏は今までに数回悲鳴をあげているという。
M氏によるとK氏の車は一種の絶叫マシンらしい。
そんなK氏の運転にはもちろんいくつかのエピソードがある。
今回はその中の一つを紹介しよう。
これはだいたい2004年の暮れの頃の話である。
水曜日は午前中しか授業がないので僕らはほぼ毎週車でどこかへ食べに行っていた。
その日の授業も終わり、K氏・M氏・S氏・僕の四人でラーメンを食べに行った帰りにこの事件は起こった。
前日あまり寝ていなくて普段から高いテンションに磨きがかかっていたK氏は帰りの車の中でもトークが絶好調だった。
そしてK氏の運転する車は長々と続く一車線の道を快調にすすんでいた。
しばらく走っていると、その一本道にめずらしく信号機があった。
ちょうどK氏の運転する車が信号機に近づいたとき、信号の色が変わったのだ。
K氏心の声
『なぬっ!信号が・・・。でもせっかくスピードにのってるし、ここはGOだ!GO!』
というわけでアグレッシブなK氏はアクセルを思いっきり踏み込みました。
と、その時、対向車で信号の変わり目に右折しようとしている車が目の前を通過しようとしているではないか?!
傍から見るとK氏の車は対向車に突進していってます。
車に乗っている一同の悲痛の叫び(K氏を含む)
『ぶつかる〜!!』
『ぎゃ〜〜〜〜〜!』
『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
『やべぇ〜〜〜〜!』
・・・・・・・
しかし、K氏の車がまさに追突しようとしたとき、右折車は前方を通過し終えました。
というわけでなんとか事故にはならずにすんだのだった。
当然その後、後ろに乗っていた僕ら3人の罵声が車の中で飛んでいたのは言うまでもない。
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