プロローグU



というわけで今回はプロローグU『エチオピアの率直な感想』です!




エチオピアは確かに僕がそこに行くまで思っていた通り、貧しい国でした。

しかし、エチオピアの人は自分の国を誇りに思っていました




『自分たちの国は、アフリカの中でもすばらしい国である!だって植民地にならなかったでしょ?』



エチオピアで出会った人はだいたいこういう風なことを言ってきました




でも、その後にこう付け加えます




『エチオピアはなんたって自然を愛する国なんだよ!見てごらんこの景色を・・・』




エチオピアは首都でさえ10分車で移動すると周りが自然に完全に囲まれてしまいます

それくらい人の開発の手が及んでいない国なのです





僕らからすると、自然が多い=未開発=遅れている、という方程式を頭の中でたててしまうのですが、
エチオピアの人はそのこと自体を誇りに思っていることにびっくりしました





エチオピアに行く前は、貧困国だから軽犯罪が多い(スリとか)だろうなぁと少し身構えていたけど、実際に現地に行ってみると、
遠い国からよく私たちの国を選んできてくださいました!
と言ってくるくらい歓迎され、スリの気配すらしませんでした(一部を除く笑)


おそらく日本人が珍しいというのもあったのだと思うけど、町を歩いていると子供・大人構わず
『はろー』
と手を振ってくるのです

特に子供の笑顔がとてもかわいかったです!




ある子供は、つたない英語で必死に会話しようとしていましたが、よく考えてみると彼らは学校に行けないくらい貧しいのです

一体どこでその英語を身につけたのだろう?と考えたところ、こうやってやってくる観光客と会話することで英語を勉強しているみたいなのです

あきらかに10歳くらいの子がここまで英語を使える、という事実にとても驚かされました







少し田舎に行くと、道は舗装されていません

そんな砂利道を車で進んでいったのですが、途中何度も車が止まるのです



どうしたのかな?と前を見ると、牛・馬・ロバ・羊の大群が道を歩いているのです

だいたい家畜20頭くらいにつき一人の人が世話をしているようでした



車がププッとクラクションを鳴らすと、牛もムォ〜とクラクションを鳴らし返してきたのには笑いが止まりませんでした



しかし、そんななかで一番驚いたのは、5歳くらいの子供も家畜の世話をしていたことです
さすがに大人と同じ20頭というわけにはいかないけど、10頭くらいの家畜を走り回って世話している姿には感動しました


日本で5歳といえばまだまだ完全に子供ですが、こっちではもう十分働く年なんだなぁ、とびっくりしました







このように、エチオピアは確かに貧しい国でした

でも、エチオピアの人はそのことを気にしていません。

観光客は観光客、そこで生活している自分たちは自分たち、おそらくこのように思っているのではないでしょうか


そのためか、エチオピアの人はみんな生き生きとしているような気がしました

日本は確かに経済的には豊かかもしれません、でも明らかに心の豊かさはエチオピアに負けています



現代という社会が作り上げた経済というものに縛られて、日本は何か大切なものを失っているような気がしました

僕は今回エチオピアに行って、こういうことを考えました

というより考えさせられました





また、機会があれば何十年か後にもう一度今回訪れた場所を訪問してみたいと思っています
おそらく次に行くことがあれば、そのときはもう今のような自然は残ってないかもしれません


そしたら今回の旅行とはまた違った印象を受けるんだろうなぁ・・・



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