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土砂降りのポンペイ




前日ローマ市内を歩き回って足に少しダメージの残る目覚めとなってしまった


この日は朝6時半くらいのイタリアの新幹線『EURO・STAR』に乗って、一路ナポリに向かいます





一応ナポリに一泊する予定だけど、ホテルとか全く予約してないから現地で探すことに・・









あいにくナポリは雨で、安めのホテルを探すのも大変だった

いやぁ、中央駅にホテルインホメーションとやらがあったのだけど、なぜか閉まってるというオチがついていて一時はどうなることかと思ったよ







ガイドブックや事前情報ではナポリは特に治安が悪い、という話だったのでなるべく太い道を通ってホテルを探しました



太い通りからちらりと見えた裏路地にあるホテルに、ちょっとヤバイかなぁ・・・と思いつつ潜入、受付のあばあさんに一泊の値段を聞くと


『130EURO』


と、星が2つしかないにもかかわらずかなり値を張っていました






しかも、少し危険そうな裏路地だったのでそれはそれは丁寧にお断りして他のホテルを探すことに







結局駅前通りにあるホテルが案外安いことが判明して、そこに泊まることになりました


というか3つ星ホテルなのにさっきの2つ星の半額くらいって・・・










というわけで、今夜のベッドも確保した僕らは、ローカル電車に乗ってポンペイに向かうことにした

電車がボロいのはもう慣れっこだけど、ポンペイに近づくにつれて雨が激しくなってきたのですごい気分が鬱になってしまった・・



駅から降りたらこんな感じ





まぁでも実際ポンペイについて遺跡に入ると、僕が今まで行ったことのあるどんな遺跡よりもすばらしい遺跡だった

火山の噴火で一瞬にして町が沈んでしまった・・・というだけあって、遺跡をあるいているというよりは町の中をあるいている感覚だった


本気で土砂降り・・・







中には細い路地みたいなところも残っていた


真ん中の石は横断歩道・・・なのか?



と、その時、雨がいきなりありえないくらい激しくなってきたのである

もうまさにバケツをひっくり返すとはこのこと

でもそのおかげで、舗装された昔の道は(この時代に歩道と車道に分かれているのはすごいと思う)端がすこしくぼんでいて、今でいうところの下水道みたいになっているというのがよくわかった







しばらく建物のかげ(遺跡です!)に隠れて雨宿りをして、雨がおさまったところで遺跡めぐりを再開した



今から2000年前とは思えないくらいきれいに遺跡が残っていて、正直驚いた

床に書かれた絵







中には火山のガスで苦しみながら死んでいった人の石膏型もあった



すごいリアルだった・・っていうか本物だけどね(笑)


頭を抱えていることから苦しんでた様子がうかがえる








最後に近くの丘の上からのポンペイ遺跡の写真を


これでも全体を見渡せない・・・






ちなみにポンペイでは約4時間もの間、歩き回ったので足にかなりのダメージを受けてしまった

おかげでナポリについてから足が棒みたいになってホント動けなかったぜ・・・




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