前日に続きこの日もツアーに参加です。
今日は一日エーゲ海クルーズをすることになっています。
目指すはサロニコス諸島。
今日のコースはポロス島→イドラ島→エギナ島となっている。
まずはアテネのピレウス港からフェリーみたいなクルーズ船に乗り込み、ポロス島に出発です。
英語のツアーに申し込んだはずだが、同じ船に日本語のツアーも混ざっているのでさりげなくそっちの方に移動してみた。
というより、そうしないとかなり不自然である。
英語の団体のところにいると、日本人はあっちだ、という視線を感じるからだ。
そうこうしている内に僕らを乗せたおんぼろクルーズ船は最初の目的地であるポロス島に入港した。
僕らはまず丘の上にある時計台に行ってみることにした。
時計台までの道は観光客目当ての土産屋がずらっと並んでいる。
同じものでも店によって値段が違うから面白い。
店をひやかしながら道なりに進んでいくと時計台にたどり着いた。
真っ白な時計台は快晴の空に見事にマッチしている。
また、時計台は丘の上にあるので景色がよく見える。
とにかく海がきれいなので景色も抜群だった。
時計台で景色を堪能した僕らは、丘を降りて港近くの土産屋をひやかすことにした。
港に戻ってみると今度は時計台の丘がとてもきれいに見えた。
ヨーロッパではいたるところにオープンカフェがあるが、これはかなりいいと思う。
日本では法律上オープンカフェは作れないらしいのだが、最近は特定の地域に限って認められつつあるらしい。
日本でも近い将来こういった感じのカフェができたらいいのになぁ。
ポロス島を一通り見学し、僕らは次の目的地イドラ島に向かった。
その途中に昼食が出たのだが、これがありえないくらいまずかった。
この上なくまずい昼食を食べ終え、僕らはイドラ島に降り立った。
イドラ島では自動車やバイクなどの交通手段は禁止されている。
そのためなのかいたる所でロバタクシーがうろついている。
街中の道にはそのロバがしたと思われる糞などが普通に転がっているのでびっくりだ。
イドラ島ではまずい昼食の口直しにとpitaを食べることにした。
ここのpitaは非常においしく、がっついていたら包装の紙まで食べていた・・・
ちなみにイドラ島の町並みは非常にきれいだった。
手前に見えるのが僕らが乗ったおんぼろクルーズ船だ。
名前はパクッたのかどうかはわからないが『エルメス号』というらしい。
口直しも終え、僕らは再び船に乗り込んで最後の目的地エギナ島に向かった。
エギナ島には最も保存状態のいい神殿であるアフェア神殿やアギオス・ネクタリオス修道院といった観光地がある。
そこでもちゃっかり日本語ツアーに参加した。
アフェア神殿はアテネのパルテノン神殿と違ってきれいな状態で残っていた。
ただ、大きさがちょっと小さめだったのは残念だ。
この日は天気がよかったので対岸のアテネを見ることができた。
よく見るとパルテノン神殿も見えるとの話だったが結局発見することはできなかった。
アフェア神殿を見学した僕らは次にアギオス・ネクタリオス修道院に向かった。
この修道院の中に安置されている像をさわると願いがかなうそうだ。
もちろん僕らもその像をさわってきた。
帰り際に露天で売っていたピスタチオナッツを購入した。
どうやらこの島はピスタチオが有名らしい。
最後の島であるエギナ島の観光を終えた僕らは再び『エルメス号』に乗り込みアテネのピレウス港に向かった。
港に着くまでの数時間僕らはずっとデッキにいたのだが、エーゲ海の夕日はとてもきれいだった。
夕日はとてもきれいでずっと見ていたのだが、海の上ということもあってか風が非常に強くて少し肌寒かった。
無事に一日のクルーズを終えアテネのホテルに戻った僕らは早速近くのタベルナで夕食をとった。
その帰り道、歩道を歩いていたら頭上からクーラーの排水を何回もあびてしまった。
アテネではこういった排水を普通に垂れ流しているらしい。
まぁそこまで汚いものでもないから別にいいのだが・・・
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